山本周五郎の本について
ご訪問ありがとうございます。
今日は本のご紹介ではなく、
昔読んで感銘を受けたけど、題名や本の名前を忘れてしまい、なんとももどかしいことになっている件についてです。
・・・自分が悪いんやろ、って言われちゃいますね。すみません。
実家には非常に多くの本があり、ジャンルもとにかく多岐にわたります。
その中で、中学生のころハマっていたのが、なんと
鬼平犯科帳の単行本でした。
なぜ中学生がそのような時代劇の本を読んだのか・・・?
実家のリビングには本棚が2つあり、常にあふれんばかりの本が置いてあります。
そこに置いてあったんです。
母は本が大好きですが、実は母の友人に母を超える本好きの方がいて、読み終えた本をくれたそうです。
その本がずらっと置いてありまして、その中の一つが
鬼平犯科帳でした。
弱いものを助け、悪をくじくその姿と、グルメな鬼平に魅了され、夢中になって読んでいました。
小学生の時、テレビで松方弘樹演じる遠山の金さんにハマり、よく見ていたのですが、遠山の金さんは、悪者を殺しはしなくて、裁きによって成敗しますよね。
でも鬼平は問答無用、悪は即刻切る!という、また違った時代劇のお話に、のめりこんでしまいました。
前置きが大変長くなってしまいました。
さて、その鬼平犯科帳の本の横に、山本周五郎の本が置いてありました。
鬼平のおいしそうな食べ物の数々と、気持ちのよい悪の成敗に魅了され、そのままの感じで山本周五郎の短編を読んだのです・・・。
もう、なんていうか、衝撃がすごかったんです。
清廉な人々の救われない人生が描かれていて、ショックでした。
その話がなんと冒頭でお話しした、
題名を忘れてしまった短編なのです。
あらすじももうぼんやりとしか覚えてなくて、
確か、兄と妹?または恋人同士?がいて、兄の帰りを待つけど、殺されてしまって、何も知らない兄が長い年月の後もどるというお話です。
説明が難しいな・・・。
ただ、その終わりの情景が、その時ショックを受けた影響のせいか、ずっと頭の中で巡り巡っています。
その人たちは何も悪いことしてないんです。
なのに、どうしてそんな結末なの、と。
・・・図書館で調べなさい!って感じですよね。
今度調べてきます。
山本周五郎の本はほかに傑作がいっぱいあるのを知っています。でもすみません、ぜんぜん読んでいないです。
人の無常ややるせなさを知ることが、自分自身辛いなって思ってしまって。
もちろん、そんなお話ばかりではないと思いますが、また気になったら読んでみようを思います。
本日は以上です。
ありがとうございました。