無我夢中で読んだ本【上橋菜穂子作 鹿の王】
今日は本屋さんに行った時、ふと今話題の小説読んでみようと思い、本棚に並んでいたものを選んだ本です。
本屋さんの店員さんが書いたと思しき、POPに本屋大賞受賞と書いてあり、これは外れないだろうと思い、購入しました。
鹿の王 (上) ‐‐生き残った者‐‐ 単行本 – 2014/9/24
鹿の王 (下) ‐‐還って行く者‐‐ 単行本 – 2014/9/24
上橋 菜穂子 (著)
単行本ではなく、上下巻のハード本を購入。
長編なので、読むの時間がかかるだろうなあと思いながら、ページを進めました。
ところが、
読み進めるうちに、本の世界観にどっぷりはまり、続きが気になって仕方ない!
寝る間も削って読み進め、職場で休憩中にも読んで3日間ほどで読破しました。
読み終えた本を実家の本好き母に持っていき、
「これ読んでー!!!超面白い!」
と駆け込みました。
すると母、
「上橋菜穂子さんのやん」
おー、さすが、母良く知ってるなー。
と教えてくれました。
よくNHKのCMで精霊の守り人やってるなと思っていたのですが、ぜんぜん見てなくて、母はこの精霊の守り人にすごいハマっていたので鹿の王喜んでくれました。
母からは、上橋さんがはじめ児童文学でいろんな作品を出していたこと。文化人類学者であることなどを聞かされました。
母・・・詳しすぎる・・・。
そして、上橋さんのことを調べるうちに、なんとローズマリ・サトクリフ氏やミヒャエル・エンデ氏の本に感銘を受けていたことなどを知りました。
どちらの作家も私の大好きな作家なので、この鹿の王が好きにならないはずがない!
あらすじを伝えるとネタバレになるので、私の感想を・・・。
登場人物の囚人の男の境遇にまず、泣きますね。その情景がありありと見えるようで、その描写などはサトクリフ氏を思わせます。
そして中盤にはいると、謎の病という壁に立ち向かうことになります。このお話の重要ポイントですが、病気や医療など詳しくない私でも、とてもためになるお話が出てきました。
この本は日本医療小説大賞も受賞していますので、納得です。
この本の続編が今月発表されるということで、少々小躍りしております(^^♪
どんなあらすじになっているのか、読み進めたら、寝不足必須なので、体調を整えて読みたいと思います(笑)
過去の本屋大賞の作品もまたどんどん読んでいきたいなと思います。
本日は以上です。