大人になってから読んだ児童文学その1【第九軍団のワシ】
出会い
私の母は本が大好きで、ありとあらゆる本を読んでいます。
こどもの頃、自分の机の横の本棚にこの本が置いてありました。
とても硬い装丁で、どんな本なのか興味があったのですが、毎日眺めるだけでとうとう手をつけないまま、大人になってしまいました。
・・・こどもの頃の自分よ、何をしてるんだ汗
こうやって書いていると、こどもの頃本当に本好きじゃなかったんだなと思います。
時は経ち、たまたま実家に帰ったときにこの本を目にして、読んでないのにすごく懐かしかったんですよね。
それで読んでみることにしました。
あらすじ
サトクリフ,ローズマリ 著
ローマ軍団の百人隊長マーカスは、ブリトン人との戦いで足を負傷し、軍人生命を絶たれる。マーカスは親友エスカとともに、行方不明になった父の軍団とその象徴である“ワシ”を求めて、危険に満ちた北の辺境へ旅に出る。(「BOOK」データベースより)
海外の歴史小説なのですが、難しいことはいっさいなく、読むとすっとあらすじにはいっていけると思います。
感想
これは私が個人的にはまってしまうタイプのお話なのですが、主人公がもろに挫折や失敗をして、そこから苦難を乗り越え目的を果たすというお話です。
その挫折感が、私には半端なかったですね。詳しくはネタバレになるので書きませんが、作者のサトクリフ氏の生い立ちも、私に衝撃を与えました。児童書とはいいますが、この本は大人が読んでもめっちゃ面白いですよ!
挫折から人はどうやって立ち上がり、目的を果たしていくのか、とても読み応えがありました。
話はそれますが、高校生の時、社会科目の選択で世界史を取っていました。
受験には内容量の多い世界史よりも、他の公民とか日本史のほうがいいとか、友達に言われたことがあったのです。
でも世界の歴史が結構好きで、古代ローマの話とか好きなので、世界史の勉強をしてました。
ところが、世界史を表面をサーっとなでるように勉強しただけで、深く勉強せずおわりました。
そして高校生の時でも、この本は飾ったままで手に取らず・・・。
社会人になり、結婚し、アラフォーになってようやく読みました。
読んでよかった。本当に面白かったです。
この本はシリーズになっていて他の本もとても面白いので、ぜひ一読してください。
連日しぶい本選で・・なんかすみません。汗
でもこうやって記録かたがた載せると、その時出会って感動をもらった本を忘れずにいられて、とてもいいなと思います。
文章内容は本当に稚拙で、これからもっと鍛錬が必要ですね。
頑張ります!